12.一秒の魔法
作詞:Gigio
作曲:Faye
涙堪えめくるアルバム あなたに告げた「またね」
でも 今あの日に 戻れたなら 言えなかった この 言葉で…
「デジャヴまみれの日々 彩る気も起きないまま
また今日も眠りにつくと 思っていたけど
何気ないコトバ 貰っただけで その時から
帰り道の枯れ木までも 華やいで見えた
黒い手帳 拾い上げた 私の右手には
一筆の魔法 小さな幸せが 返ってきた
何度も 聞いたはずの「ありがと」 今 初めて分かった
私を染めた色はきみの コトバがくれたの
声を交わすだけで伝わる 伝わるだけで変わる
明日は この色のお返しを できたら嬉しいな 「おやすみ」
雨の踊る朝 ちょっと震える 季節だけど
「おはよう」を交わす心が 雲を割る
あの時から 疑ってた パレットの不思議は
一言の魔法 太陽が顔出して 微笑んだ 紅く
誰でも つながれる “How are you?” みんなと刻むリズム
あれ?でも 1つだけ苦しい 響きが聞こえる
声を交わすだけで赤らむ 鏡なくても分かる
「どうしよう?」 わたし明日からも 言えるのかな
ちゃんと 「こんにちは」
影を見つめ 陰に隠れ 口をつぐむよりも
一秒の魔法 気づかせてくれたから 振りまくよ
皆へ 色づけ 届け!
今はまだ言えない “I love you” きっと返事は “No, thank you”
だから今はせめて 見てほしいな アイサツの笑顔」
涙流し閉じるアルバム あなたが告げた「さよなら」
最後は見せられなかったな…
言いたかった あなたに 笑って
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